超音波ホーン調整と溶着ローラーの交換手順|VietSonic

超音波ミシンにおける金型の調整方法と溶着ローラーの取り外し・取り付け手順ガイド – VietSonic

はじめに

不織布の製造・加工分野において、超音波ミシンは欠かせない装置です。糸を使用せず、超音波エネルギーによって強固な溶着を実現します。しかし、高品質な製品を安定的に生産するためには、超音波ホーン(金型)の調整および溶着ローラーの正しい取り付け・取り外しが極めて重要です。
以下では、ベトナムの超音波装置業界をリードするVietSonic社が提供する、正確で効率的な調整手順をご紹介します。

操作動画

1. なぜ超音波金型と溶着ローラーの正しい調整が必要なのか?

誤った調整や取り付けを行うと、次のような問題が発生します:

  • 溶着部の不均一、接着不良、または生地の焦げ・破れ。
  • ホーンおよびローラーの偏摩耗による故障。
  • 稼働時の振動や異音の増加。
  • 保守コストの上昇および装置寿命の短縮。

2. VietSonic 超音波ミシンの金型調整手順

ステップ1:準備

  • 機械の電源およびエア供給を完全に停止する。
  • ホーン(溶着ヘッド)を中央位置に戻す。
  • ホーンにひび割れ、曲がり、摩耗がないか確認する。

ステップ2:平行度の調整

  • マニュアルモード(手動)に切り替える。
  • 調整ハンドルを回して、ホーンをゆっくりと作業テーブルに下げる。
  • ホーンの下面がローラー表面と完全に平行であることを確認する。
    もし平行でない場合:

    • 両側の微調整ねじを使用して傾きを修正する。
  • 調整完了後、固定ねじを確実に締める。

注意事項:

  • ホーンをローラーに強く押し付けすぎないこと。摩耗を早める原因となります。
  • 適正な位置に調整できたら、ねじ位置をマークしておくと再調整が容易です。

3. 溶着ローラーの取り外し・取り付け手順

取り外し:

  • レバーまたはロックを解除してローラー軸を持ち上げる。
  • 固定ねじを工具で緩める。
  • ローラーをゆっくりと取り外し、落下や衝撃を避ける。

清掃および点検:

  • 柔らかい布でほこり、繊維、油分を丁寧に拭き取る。
  • 摩耗状態を確認し、不均一摩耗がないかチェックする。
  • ひび割れや変形がある場合は新しいローラーに交換する。

取り付け:

  • ローラーを軸に正確にセットする。
  • 固定ねじをしっかり締め、軸のずれがないことを確認する。
  • レバーを操作して作業位置に戻す。

4. 取り付け後の確認

  • サンプル生地を使って試運転を行う。
  • 以下を確認する:
    • 溶着ラインが均一であるか。
    • 破れ・焦げ・接着不良がないか。
  • 不具合がある場合は、ホーンの高さまたは接触圧を再調整する。

5. 定期メンテナンスのポイント

  • 毎日: ホーンおよびローラーの清掃、接触状態の確認。
  • 毎週: ねじの締付状態とホーンのずれを点検。
  • 毎月: サンプル製品の溶着品質を確認し、必要に応じて再調整。

6. VietSonic – 信頼の超音波ミシンメーカー

VietSonic社は、超音波産業機器の専門メーカーとして、以下の製品を提供しています:
超音波溶着機、超音波カッター、超音波撹拌機、20kHz超音波ミシンなど。

当社の約束:

  • 高品質・高安定の装置を提供。
  • 長期保証体制。
  • 詳細な操作指導と無料技術トレーニング。

まとめ

超音波ホーンの調整および溶着ローラーの正しい取り外し・取り付けを理解することは、装置の性能維持と寿命延長のために欠かせません。
VietSonicが提供する動画および手順を参考にすれば、オペレーターは確実かつ安全に作業を行い、トラブル発生時の対応も容易になります。

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